愛され上手になる方法|あえて○○しないのが好印象

愛され上手は得です。

人から好かれたり、大切にされたり、心強い味方になってもらえたり・・、愛され上手になって損ということはありません。

私は万人受けするようなモテ方はしたことがありませんが、パートナーになる人からはとても大切にしてもらえたり、子供の頃から目上の人に可愛がってもらえることが多くありました。

万人に愛されなくても自分にとって大切な人達に愛されればじゅうぶん、と私は考えています。

相手に媚びることなく愛され上手になるにはどうすれば良いか、私がいつも心掛けていることについてお話ししようと思います。

愛され上手がしないこと

「愛され上手」と大きく出てしまいましたが、実際は計算高くそのように仕向けているわけではありません。

下手に意識するとかえって逆効果になるとさえ思います。

何か特別なことをすることよりも、余計なことをしないことが愛され上手につながります。

お世辞を言わない

私はお世辞が大の苦手です。

以前、知り合いの紹介でエステサロンの体験に行ったことがあるのですが、サロンにいる間じゅう担当の人から歯の浮くようなお世辞を言われ続け、ゾッとしてしまいました。

お世辞もサービスのうちだったのかもしれませんが「お世辞は言う方も言われている方もバカみたいだな」と思ったものです。

お世辞を言ったところで、相手からバカにされ便利にあしらわれることはあっても、愛され上手になることはないのでは。

エステサロンのことがあって、もともと好きでなかったお世辞がますます苦手になり、私はめったなことではお世辞を口にしないよう気を付けています。

ほめ言葉の常套句をつかわない

よく知られたほめ言葉に「さしすせそ」というのがありますよね。

「さ」は「さすがです」、「す」は「すごいですね」など。

男性や営業相手などにつかうと喜ばれるとされていますが、お世辞と同様に私は好きではないので、自然に口をついて出る場合以外は言わないようにしています。

これはあまりにも広く知られすぎた常套句なので、むやみにつかうとテクニックとして言っているのがバレ、かえっていやらしく感じます。

「さすがです」とか、ちょっと不自然な気もしますし・・。

自分より若い人とお話ししている時に、この「さしすせそ」を乱発されると「気を遣わせているんだなぁ」と思ってしまいます。

それでも相手がけなげであれば「気を遣わせて申し訳ないな、こんなに気を遣わなくて大丈夫だと思ってもらえるように、こちらも工夫しよう」と思うのですが、相手から誠意のようなものが伝わってこない場合「ずいぶん甘く見られたものね」とがっかりしてしまうこともあります。

口先だけのテクニックから発した言葉は、なんとなく相手も気が付くもの。

相手が経験豊富な目上の人なら、気が付いていても気が付かないフリをしてくれているだけかもしれません。

相手を自分の思うように動かそうという意識の感じられる言葉は、愛され上手になるどころかかえって逆効果になる場合もあります。

自分の気持ちにそわない常套句を口にするよりも、相手を尊重しながらも素直に接する方が信用してもらえるのではないでしょうか。

余計なことに踏み込まない

親しい関係になると、相手のことをもっと知りたいと思うのは当然のことですが、そんなときほど余計なことを聞かないようにしています。

たとえば会えない日にパートナーがどう過ごしていたか、誰と食事に行ったかや、家族のことなどが気になったとしても、こちらからは聞きません。

やましいことがなければ、こちらから根掘り葉掘り聞かなくても、自然と相手から話してくれるもの。

相手に隠し事がある場合、都合が良いのでいつまでも教えてくれないことが、何か変だと気づくサインになります。

余計なことを聞かないことは、相手から信頼を得ることにつながります。

信頼を得るから愛され大切にされるようになるのです。

依存しない

愛され上手でい続けるには依存しないことが大切です。

せっかく目をかけてもらったり愛してくれる相手が出来ても、それに甘えて寄りかかりすぎると相手の負担になってしまいます。

感謝の気持ちは伝えながらも、相手には身軽に感じてもらえるようベタっと依存しないことが、長く安定して愛される秘訣ではないでしょうか。

恥をかかせない

自分が恥をかいても相手には恥をかかせない。

ギャラリーで絵画の販売をしていた頃の話です。

そのギャラリーでは家庭用、贈答用に適した絵画を多く扱っており、とびぬけて高額品ということはありませんでしたが、普段ギャラリーに足を運ぶことがない方にとっては、敷居が高いと感じる人もいらっしゃるようでした。

あるとき小学生くらいの姉妹を連れた4人家族が絵を見に来られました。

1万円の予算でお祝いの品を探していたようでしたが、お店にあった一番手ごろなもので2万円ほどしましたので、お父さんは「絵ってこんなにする(高い)んですね」ときまり悪そうに苦笑いされました。「ゼロがひとつ少なかったら買いたかったんですけど」

女の子たちはお父さんをだまって見ています。

とっさに私は「ゼロがひとつ少なかったら、私も買いたいです」と返事しました。

お父さんは一瞬びっくりされたようでしたが、すぐに表情が明るくなり

「取り合いですね」

「じゃんけんで」

冗談を言い合う私たちの様子を見て、奥さんも子供たちもみんな笑顔になりました。

その人は買ってくれないとわかっていましたが、家族の前で恥ずかしい思いをしないで、気持ちよく帰っていただきたいという思いから出た言葉でした。

あなたは親父ギャグを聞かされたとき、どんな反応をしますか?

親父ギャグにはシラけた対応をする人も多いですが、私は相手が苦手な人でないかぎり、いつも笑うようにしています。

それは面白いか面白くないかではなく、その人がその場の雰囲気をなごませたい、そこにいる人を喜ばせたいと思って発してくれた言葉だと思うと、ありがたく嬉しいからです。

笑いのセンスも特に持ち合わせていないにも関わらず、まわりのために一生懸命言ったギャグだと思うと、毛嫌いしなくて良い気がするのです。

この人は自分に恥をかかせないということがわかると、相手から大きな信頼を得ることが出来、愛され上手につながります。

間違いを指摘しない

間違いを指摘されると誰でも多少なりと凹むものです。

以前TVで置屋のお母さんが舞妓さんについて「それ、違いまっせ」と言ってしまう子には辞めてもらうという話をされていて、印象的でした。

考えてみるとその場で指摘しなければならないほどの間違いは、日常の会話ではそれほど多くはありません。

お話の途中でアレ?と思うことがあっても、そっとしておくようにしています。

先ほどの恥をかかせないということと重なりますが、たとえ自分の方が詳しくても、相手が気持ちよく話しているのであれば、いちいち間違いを指摘して話の腰を折らず、ニコニコ聞いておくのが愛され上手の秘訣ではないかと思っています。

期待しない

不満というのは、期待を裏切られるから起こります。

大切な人たちから愛されるのが上手でも、私は周りから嫌われることもありましたし、意地悪もよくされました。

親に甘えるということが許されない雰囲気の中で育ったこともあり、もともと人に多くを期待しないで生きてきました。

期待していないと「なんかイマイチだな」と思うときも大したことと思わず、嬉しいことはより嬉しく感じる気がしています。

たとえばパートナーに料理を作ってもらったら、よけいなことは言わず、おいしいおいしいと喜んでいただきます。

作ってもらった料理に「これを作るときはこうした方が良い」とか「これオーガニック?」と聞く人を見たことがありますが、自分が言われたのでなくても良い気持ちはしませんでした。

作ってくれて嬉しいという気持ちで「おいしいおいしい」と食べていると、まだ食べている最中から「次は何が食べたい?」と聞いてもらえます。

パートナーと出かけている時に道を間違えてウロウロ歩いたとしても、連れて行ってくれているだけでありがたいと思っているので、腹が立ちません。

後になれば笑い話の良い思い出になるかもと思うと、ハプニングも楽しめてしまいます。

そういうときは私といると「ラクだ」と言われるので、期待しないというのは得だなと思います。

愛され上手がしていること

明るく前向き

明るく前向きな方が人生は良い方へ向かうので、愛され上手かどうかという以前にこれは基本だと思っています。

受け取り上手になる

プレゼントをもらったときに素直に喜ぶと、してくれた人も喜んでくれます。

日本人はものをもらうときに「いやそんな…」「気を遣わなくていいのに」などと一旦申し訳なさそうにする方が多いですよね。

お作法の一種ですが、私はこれをあえてしません。

「わぁ、嬉しい!もらっていいの?」とはじめから喜んで受け取ってしまいます。

子供っぽいっと思われるキケンはありますが、嬉しい嬉しいと受け取る方が、色々考えて用意してくれた相手もホッとしてくれるのではないでしょうか。

プレゼントに限らず、困っているときに手伝ってもらうことなど、遠慮せずに喜んで受け取るようにしています。

自分がしたことを誰かが喜んでくれると嬉しいもの。

受け取り上手は愛され上手、というのは間違いないと思います。

まとめ

愛され上手になるには、特別なことをするよりも余計なことをしない方が大切です。

「しない方が良いこと」について改めて考えてみると、「お世辞を言わない」のも「恥をかかせない」のも全て自分より相手のため

相手を尊重し、優しくありたいという姿勢につきるのではないかと思います。

そのうえで、していただいたことは気持ちよく受け取り、嬉しかったら出し惜しみせず素直に喜びを伝えること。

相手を大切に思い喜ばせたいという誠意が伝わるとき、人は相手を愛し可愛がろうという気持ちになるのだと思います。

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MIRAデザイン画家
絵が上達したい・自分の描いた絵を売ってみたい人へ、上達のヒントや画家活動の悩みの解決方法、画材などについて発信しています。 以前は画廊に勤め毎日絵を販売していました。 現在は師匠と吉祥画を制作販売したりリアル系似顔絵の注文を受けたり、絵画講師をしながら独自の支持体を使って絵を描いています。 ブログに書ききれない情報はメルマガで。 本気で上達したい人向けの水彩画のテクニック講座が気になったら、おトクなオープニング価格のうちに体験してみてくださいね。(好評です) 11月29日~12月1日に大阪で個展を開催。 あなたのお越しをお待ちしています。