水張りして絵を描いた後、絵を画板や木製パネルから外した後に残った水張りテープのキレイなはがし方を、画像を使って説明します。
簡単に出来る水張り(平張り)の方法と、描いた絵の取り外し方については、以下の記事をご参照ください。
水張りテープのはがし方に難しい工程はありません。
この方法で、画板や木枠パネルにシッカリ貼られた水張りテープもスルンとラクにはがれてくれます。
水張りテープのはがし方
それでは早速水張りテープをはがしていきましょう。
- ペインティングナイフ(出来れば幅広のグラグラしないもの)
- スポンジ
- ゴミ袋
テープのついているところにお湯(または水)をかけてシッカリ濡らしていきます。
シャワーを使うとラクです。
水でも構いませんが、お湯の方が早く糊がはがれやすくなります。
ジャブジャブに濡らしたらそのまま浴室内に立てかけて10分近く待ちます。
このとき表面が乾いてくるようなら、追加でお湯(または水)をかけておきます。
10分位経ったら、もう一度テープの上にお湯をかけて濡らし、ペインティングナイフを使ってはがしていきます。
ペインティングナイフは、水張りテープをはがす時には幅の太いものの方が使いやすいです。
コーナー部分からめくり、水張りテープの下に差し込むようにして、出来るだけナイフを寝かせた状態ではがしていきます。
テープがシッカリふやけていると、強い力を入れなくてもスススッとラクにはがれます。
上手くはがれないところがあったら無理やりこすらず、はがれるところだけ先にはがしてしまいましょう。
テープの重なっているコーナー部分などは上手くはがれないことがあります。
はがれなかった部分にもう一度お湯をかけ、また5分くらい待ちます。
はがし残した部分をペインティングナイフではがします。
画板に残った糊を落としていきます。
シャワーなどでお湯をかけ流しながら、スポンジで糊のついているところをこすります。
画板についた絵の具なども一緒にこすって、出来るだけ落としてしまいましょう。
よく洗い流し糊のヌルヌルした感じがなくなったら、水気を切って風通しの良いところに干します。
窓際やベランダ、屋外などに立てて干すと乾きやすいです。
途中で画板が反ってくるようなら、立てかける向きを変えてください。
まとめ
水張りテープのはがし方はテープがシッカリふやけさえすれば、苦労せず簡単にはがせるようになります。
とにかくよく濡らしてふやかすことが、たった1つのコツです。
はがしにくければ意固地になってこするより、もう一度お湯をかけてしばらくほうっておく方がラクに取れます。(お菓子でもつまんでゆったり待ってください)
濡らしてからはがすまでに少し待ち時間が出来てしまうので、私はいつも数枚まとめてはがすやり方をしています。
順番に濡らし、順番にはがし、はがしている間にはがし残しを濡らし…と流れ作業をしていくと手持無沙汰にならず、全部一気に片付くよ
はがれたテープは糊でベトベトなので、ゴミ箱に直接捨てるとくっついてしまいます。
テープを捨てるためのゴミ袋をすぐ近くに用意しておきましょう。
新聞紙を広げておいたところにテープを捨て、最後に丸めて捨てるというのもベトベトを封印出来て良いと思います。
水張りをはがす作業をした後はテープのカケラが流れてしまい、排水溝の網目が詰まりやすくなるのでご注意を。
たった1つのコツで、誰でも簡単キレイにはがせるよ