こんなはずでは…絵を描く気力がないときは生活スタイルの替え時です

本当は絵が好きなはずなのに描く気になれない、絵を描く気力がないというとき、なんともいえないしんどさがありますよね。

絵を描く気力を取り戻すために工夫することは、生活スタイルや生き方のクセを見直し、より良い人生に変えていくきっかけにもなります。

絵を描く気力がないときの対処法

絵を描く気力がない理由 ①目的意識がない

たとえ大好きなことでも目的意識があるかないかで、絵を描く気力に大きな差が出ます。

具体的な目的があると、無理やり気力を出そうとしなくても自然と絵を描こうという気になります。

ただ絵を描くだけでなく、なにか具体的な目標を作ることで自然と行動も変わってきます。

絵を描く気力がない理由 ②見てもらう機会がない

たとえ誰の為でもなく趣味で絵を描いていようと、誰かがその絵を見て「いいね」「綺麗ね」と言ってもらえたら素直に嬉しいものではないでしょうか。

それだけで単純に「よしまた描こう」という気持ちが上がってきます。

絵を描く気力がないときには、自分の絵を見てもらう機会を増やすのも良い方法です。

SNSに投稿してみたり、展覧会に出してみたり、地域の文化祭に出してみるだけでも誰かが見てくれて励みになります。

絵を描く気力がない理由 ③比べすぎ

描いた絵を見てもらう機会を増やすのは良いことですが、今の時代他の人の絵もSNSで大量に目にする機会があります。

毎日多くの情報に触れ続けていると「この人上手だな」とか「すごい活動しているな」という人もゴロゴロ見つかります。

そこで刺激を受けて「自分も絵を描こう!」という気持ちになれたら良いのですが、逆に「自分はヘタだ」とか「こんなことやっていて何になるんだろう」と絵を描く気力がなくなってしまうこともあると思います。

人と比べることで努力が出来る人はすごい人からどんどんショックを受けると良いと思いますが、打ちのめされてしまう人は人と比べるクセをやめることをオススメします。

人と比べて落ち込む人の場合は、先ほどの「人に見てもらう」という話と逆行するようですが、人からの評価に依存しないで自分が絵を描いて楽しむことを大事にすると良いと思います。

絵を描く気力がない理由 ④習慣化していない

継続して絵を描き続けている人は「絵をかこう!」と常に気合が入っているというより、ほとんど描くことが習慣化しているのではないかと思います。

着物などのデザイナーであり小説家でもあった宇野千代のエッセイの中に、文章を書くにはとにかく毎日机の前に座ることというような話が書かれていました。

書けないと思っても、毎日机の前に座ると何かしら書けるものだから、まず机の前に座ることが大事だというのです。

書こうという気持ちがわいてくるのを待つのでなく、座ってペンを持ってしまえば何とか書けるというのは、絵にも通じるところがあると思います。

社会人など忙しくなりしばらく絵を描くことから離れてしまうと、絵を描きたいと思わなくなってしまうこともあります。

絵を描く気力がないから気力を出そうとするのでなく、難しいことを考えずに紙と絵の具を出して描くことを習慣化するほうがラクかもしれません。

絵を描く気力がない理由 ⑤アイデアが出ない

次にどんな絵を描こうというイメージがないと、絵を描きたいという気持ちがあっても行動に移せないまま毎日が過ぎて行ってしまいますよね。

普段からアイデアをラフスケッチとしてメモしておいたり、資料をスクラップブックにしておくと、いざ絵を描こうというときに役立ってくれます。

資料は常日頃から今すぐ使わなくてもピンときたら集めておくといざというとき役立ちます。

絵を描こうとしてからゼロから集めていたのでは、スムーズに絵を描き始めることができません。

資料集めも「さぁ、資料を集めよう!」みたいな気力を出してするのはおっくうです。

インプットはそれを楽しめていれば、気力をわざわざ出そうとしなくても日常生活の延長で自然と出来たりするもの。

普段から「何か面白いものはないか」とアンテナを張り、ちょっとでも気になるものはとりあえずインプットしてしまうクセをつけると毎日が面白いし、「次はこんなのを描こう」というイメージもわきやすくなります。

絵を描く気力がない理由 ⑥疲れている

心身のどちらか、または両方が疲れているときや強いストレスを抱えている時には、絵を描く気力もなくなることがあります。

どちらの場合も絵を描く為だけに限らず、休息などケアをすることが大切です。

精神的なケアもとても大切ですが、一時的なイライラや落ち込みの場合、とりあえず紙と筆を持って描き始めてしまえば絵を描くことによって気持ちが安定することもあります

先ほど習慣の話としても書きましたが、あれこれ思い悩むよりサッと絵を描き始めることが良い場合もあり、気持ちを切り替えるスイッチの役割をしてくれます。

絵を描く気力がない理由 ⑦仲間がいない

絵を日常的に描いている人と関わることで、ひとりでいれば絵を描く気力がないような時でも、絵を描くことが自然で当たり前の雰囲気のなかにいることが出来ます。

リアルでもオンライン上でも、絵を描いている人と関わることはプラスになります。

絵を描いている人たちで作るコミュニティに参加する、というのも良いかもしれません。

社会人になって絵と関係のない仕事をしていたとしても、絵で繋がる仲間がいれば絵を描く気力が持てるだけでなく、人生そのものも楽しくなります。

絵を描く気力がない理由 ⑧上手に描けない

人に見てもらい褒めてもらうと気力がわいてくるのと似ていますが、気に入るものが描けたら「ヨシまた明日も絵を描こう」という気力がどんどん出てきます。

逆に思うように描けず捨ててしまうようなときの徒労感で、絵を描く気力がなくなったりします。

こればかりは、ある程度上手く描けるように努力してなるしかないと思います。

まとめ

「この頃絵を描く気力がなくなったな」と思うときには、生活スタイルを見直してみる良い機会です。

絵を描く気力が出る工夫をすることは人生を豊かにし、生活の質を上げることにつながります。

絵を描く目的意識を持ち、人に絵を見てもらえる機会を積極的に作り、落ち込みやすい人はむやみに人と比べず、普段から楽しんでアイデアや資料を集めてみてください。

心身の疲れは放置せず、少々のストレスであれば絵を描くことがあなたの力になってくれることもあります。

絵を描いている仲間を持つことで、お互いに良い刺激を受けることが出来ます。

絵を描くことを習慣化することで、「絵を描く気力を出そう」と意気込まなくても描くことが出来るようになります。

絵がある程度描けるようになると描くことが楽しく、絵を描く気力にもつながります。

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MIRAデザイン画家
絵が上達したい・自分の描いた絵を売ってみたい人へ、上達のヒントや画家活動の悩みの解決方法、画材などについて発信しています。 以前は画廊に勤め毎日絵を販売していました。 現在は師匠と吉祥画を制作販売したりリアル系似顔絵の注文を受けたり、絵画講師をしながら独自の支持体と不透明水彩、金箔などを使って絵を描いています。 ブログに書ききれない情報はメルマガで。 一生役立つ水彩画のテクニック講座が気になったら、おトクなオープニング価格のうちに体験してみてくださいね。 2025年2月、大阪堺筋本町の誠華堂にて展示。