絵を描くのが難しいですか。
大丈夫です、あなただけではありません。
当たり前や
だからみんな絵描きに憧れるねん
絵を描いている人ならきっと誰でも「難しい」の壁にぶつかることがあると思います。
描けば描くほど絵が汚くなっていったり、最初のイメージと描いている絵がドンドン違う方向に向かっていったり、どう描いたら良いかわからなくなって途方に暮れそうなこと、ありますよね。
半世紀以上絵を描いてご飯を食べてきた師匠も失敗した絵を捨ててしまうことがあるので、どんなに上達しても、やっぱりいつまでたっても絵を描くことは難しいのだと思います。
それでもまずは目の前の「難しい」をやっつけてしまいたい。
私は絵が難しいと感じてしんどくなったら、とりあえず何につまづいているのかを確認するようにしています。
絵を描くのが難しいと感じるとき、大抵は7つの理由のどれかにあてはまります。
この7つの原因と対処法についてお話しします。
もくじ
絵を描くのが難しい原因
絵を描くのが難しくてつまづく原因には構図・資料・色づかい・絵の具・絵の具の扱い方・筆の使い方・紙の7つが考えられます。
絵を描くのが難しい原因 ①構図
構図でつまづいていると、絵を完成させても良い感じにならないことがあります。
作風によっては必要ないこともありますが、構図があまりよくないなと感じたら、ラフスケッチの段階で良い構図を決めるようにします。
絵を描くのが難しい原因 ②資料不足
よほど描き慣れていない限り、資料がないと絵を描くのが難しいのは当然です。
資料を用意して描きましょう。
絵を描くのが難しい原因 ③色づかい
絵を描き始めるときにザックリとでいいので全体の色調や大まかな配色をイメージしておかないと、描いている間に色の迷子になることがあります。
描きながら色を決めると上手くいかず難しい場合は、ラフスケッチの段階である程度色の方向性をイメージしておくと実際に描くときラクになります。
私の場合は下図でガチガチに配色を決めてから作品を描くとあまりにも新鮮味がなくなって面白くないので、全体の色調とメインになるモチーフの色など、あくまでも大まかにに考えるようにしています。
絵を描くのが難しい原因 ④絵の具の選択
ビビットなパンチの利いた絵が描きたいのに水彩絵の具で描いている、重厚感のある絵にしたいのに透明水彩を使っているなど、描こうとしている絵と使っている絵の具の特徴があっていない場合は描くのが難しいです。
例えばテクスチャーの面白さや力強い表現にはアクリル絵の具、ムラのないマットな表現にはポスターカラー、にじみを生かした表現には水彩絵の具など、描きたい絵によって絵の具を選ぶことも大切です。
絵を描くのが難しい原因 ⑤絵の具の扱い方
絵の具はそれぞれ種類によって扱い方が異なります。
その絵の具の良さの出せる絵の具の濃度、水の使い方などは、慣れるまではどの絵の具でも難しいものです。
これは説明を見たり聞いたりしただけでは実感として理解しにくく、実際に自分で何度も描いてみて感覚をつかむしかありません。
絵を描くのが難しい原因 ⑥筆の使い方
こんな絵が描きたいと思っていても、難しい、実際どう描いたら良いかわからないというとき、どんな筆をどう動かして描けば良いかわかっていないことがよくあります。
それがわかったとしても、描き慣れていなければ出せない筆の動き(運筆)というものもあります。
どの部分をどんな筆でどのように描いているかというのは、お手本にしたい絵を見ただけではわからないこともあります。
これに関してはお手本を見せてくれる先生や動画などで学び、実際に自分で何度も描いてみて手に入れるしかないと思います。
絵を描くのが難しい原因 ⑦紙
絵を描くときに選ぶ紙によって、描きやすさはかなり変わってきます。
描きやすい紙だとスムーズに描き進められるところが、合わない紙を使っているせいで絵の具が上手くのってくれない、思うように色が出せないなど絵を描くのが難しく、描くのに時間も余計にかかってしまうということがあります。
紙は種類によって本当に描きやすさや色味に違いがあるので、色々使ってみて自分に合うものを探すと良いと思います。
また、買ってすぐは描きやすかったのに、保管しているうちに湿気などで紙の状態が変化して絵が描きにくくなるということもあります。(これを紙が風邪をひくと言います。)
せっかく買った良い紙の品質が落ちないよう、湿気を避けて保存しましょう。
まとめ
絵を描くのが難しいのは普通の出来事です。
ただ、絵を描く難しさは要領を良くすることで減らすことが出来ます。
描く前の準備や道具によってラクになる部分もあるので、上手に工夫してみてくださいね。
難しい~