絵を描くモチベーションが上がらない|もう一度上げる方法と保つ方法

絵を描くモチベーションが上がらないときってありますよね。

絵を描きたい気持ちがあるのに、なんだか腰が重くて描けない、でも描きたい、でも何かわからないけどしんどい…。

絵を描くモチベーションが下がってしまったときにもう一度上げる方法と、モチベーションを保つ方法についてご紹介します。

絵を描くモチベーションが上がらない理由

絵を描くモチベーションが知らず知らず低下してしまう原因もあれば、意識しないとモチベーションを上げられない場合もあります。

絵を描くモチベーションが上がらない理由 ①目的がない

何の為に絵を描くのかという目的がないとき、絵を描く緊急性がないと「さぁ描くぞ」という気迫が出ず、なんとなく絵から離れてしまうことがあります。

絵を描くモチベーションが上がらない理由 ②描きたいものがない

描きたいものが思いつかないとき、具体的に何を描いたら良いかわからなくなり、絵を描くモチベーションが上がらなくなることがあります。

絵を描くモチベーションが上がらない理由 ③疲れている

仕事や勉強などであまりにも忙しいとき、心身を酷使しているときはキャパオーバーになって脳も疲れているため、モチベーションというか気力そのものが湧かなくなることがあります。

絵を描くモチベーションが上がらない理由 ④環境

仕事や学校などから帰宅した時や休みの日に絵を描こうと思っても、家事などの用事に追われて時間がないとか、道具の準備が出来ていない、片づけないと描くスペースがないなど、絵がすぐ描ける環境にないと、つい面倒になって描きそびれるということがあります。

絵を描くモチベーションが上がらない理由 ⑤習慣

現代は娯楽の種類も多くスマホ1台あればいくらでも時間を費やすことが出来ます。

日ごろから絵を描く習慣が身についていないと、つい他のことに気をとられ、時間もとられて気がついたら一日が終わっていたということだってあり得ます。

絵を描くモチベーションの上げ方

絵を描くモチベーションが上がらないというのは、差し迫った苦痛はあまり感じないため、自分で意識して上げるように仕向けなければ、ズルズルとだらけて描かなくなってしまいます。

何もそうまでして描かなくても…と思う場合はモチベーションを無理に上げる必要はありませんが、絵が上手になりたいから描きたいなどモチベーションを上げたいときには、次のような方法がオススメです。

絵を描くモチベーションの上げ方 ①目的を決める

絵を描くモチベーションを上げるには、絵を描かざるを得ないような目的を決めてしまうのが早道だと思います。

目的は具体的であるほどしなくてはいけないことが増えて効果があるだけでなく、絵が上達するきっかけにもなりやすいです。

目的例
  • SNSに投稿する
  • 展覧会に出展する
  • 絵の仕事をとる

SNSに絵を投稿する

SNSに投稿するといいねなどの反応をもらえるので、絵を描くモチベーションが上がりやすいです。

SNSに投稿する場合は毎日1枚描いて投稿するのか、絵が完成するまでの経過を見せる投稿にするかで描く絵の種類も変わります。

どんなアカウントにしていきたいかイメージし、それに沿った作品制作をするのがおすすめです。

展覧会に出展する

展覧会の期日が決まっていれば、それに向けて絵を描くことが出来ますし、リアルに絵を見てくれる人がいると思うとモチベーションも上がります。

1点から参加できる公募展もあれば、かなりの枚数が必要になる個展もありますが、必要な数を期限までに描くというのは大変でも楽しいものです。

絵の仕事をとる

仕事になってしまえばモチベーション云々は言ってられなくなります。

仕事で絵を描いたことがない場合は、仕事をもらうためのポートフォリオを作るためにサンプル作品の制作をするのも良いと思います。

絵を描くモチベーションの上げ方 ②描きたいものを見つける

描きたいものは日ごろからアンテナを張って探していないと、いざ描こうと思ったときにまごつきます。

積極的に美術館などに行くのも良いですし、本屋で美術書などを見るのも良い刺激になります。

ネット上の動画や画像もダラダラ見るのでなく、質の良いものを探して参考にすると良いと思います。

普段からスキマ時間などを使って「素敵だな、描きたいな」と思う作品を探す習慣をつけておくと、「次の休みにはあれを描こう」という風に思えるものが増え、描きたいものに困らなくなるので、絵を描くモチベーションも保ちやすいです。

絵を描くモチベーションの上げ方 ③休息をとる

心身ともに疲労困憊なときに無理やり絵を描いても上手くいきません。

絵を描く為に資料を集めるのに没頭したり、絵に関する勉強でインプットを頑張りすぎたときにもこのようになる場合があります。

疲れがたまっているときは脳を休ませた方が、絵を描くモチベーションだけでなくパフォーマンスも上がります。

脳がスッキリするまで、しばらく絵から離れてゆっくり休むのも良いし、一日の中で食後に少し昼寝をする、眠らなくてもしばらく目を閉じるだけでも脳が休まります。

休憩時間にはついスマホを触ってしまいたくなりますが、SNSなどは膨大な情報が脳に流れてきて休むどころか疲れてしまう原因にもなりかねないので、意識して休息をとるように心掛けるのも大事なことだと思います。

絵を描くモチベーションの上げ方 ④環境を整える

思い立った時にすぐ絵が描ける環境を出来る限り整えておくことで、描き損ねることのないようにします。

絵を描く為の時間を計画的に用意しておきます。

資料や材料をすぐ使える場所に出しておくと、スッと制作に入りやすいです。

絵を描くモチベーションの上げ方 ⑤習慣にする

着物などの図案も手掛けた小説家の宇野千代は、毎日机の前に座ることを続けていたそうです。

何も書くことがないと思っていても、とにかく机の前に座ると何か書けるものだそうです。

モチベーションを上げることばかりに頼らず、とにかく体で動き出してしまえば意外とすんなり出来たということは、絵に限らずよくあること。

とにかく毎日ほんの少しで良いから絵を描くということを習慣にするのは、賢い方法だと思います。

絵を描くモチベーションは自分で上げる

絵に限らずモチベーションというのは他の誰かが上げてくれるものではないので、自分でどうにかするしかありません。

具体的な目的や期限を作ってしまい、逃げ場がないようにしてしまうというのがオススメではあります。

そういう状況にあると絵を描くことも習慣化しやすいので、気合を入れなくてもスッと絵に向かえ、自然な形でモチベーションを保ちやすいです。

現代はあまりにも情報量が多く、脳が処理しきれないほど詰め込んでしまうと、自分が本来何をしたいのか、どんな絵が好きなのかさえ見失ってしまうこともあるかもしれません。

疲れているなと感じたら、ときにはデジタルデトックスをするなど休息をとり、本来のあなたらしい感覚を取り戻すことが、絵を描くモチベーションを上げる以上に大切なことかもしれません。

脳がリフレッシュした後に改めてインプットしたものを見直すと、やっぱりこれが好きとか、こういうのが描きたいという気持ちもスンナリ出てくるのではないかなと思います。

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ミラデザイン画家
似顔絵肖像画を描いたり師匠のアシスタントをしながら制作活動をしています。好きな画材はポスターカラー、不透明水彩、日本画の絵の具。琳派とヨーロッパアンティーク風の絵が好きです。画家活動や画廊で長く働いた経験から得た、絵の描き方やリアルなアートの話のほか、生きづらくて苦しんだ後にたどり着いた、前向きでラクな考え方や肩の力を抜いた楽しい生き方についても書いています。