人のせいにする。するのは良くないと思っていてもしてしまう。
これが苦手なのは、あの時あの人にあんなことを言われたから。
あの出来事のせいで私はこうなんだ・・。
上手くいかない時や心が弱っている時、そんな風に思ってしまい悔しい気持ちになることはありますか?
今日は「人のせいにする」ことをやめるとどんな良いことがあるか、どうすればやめられるかについてお話しします。
もくじ
人のせいにしてしまう理由
「人のせいにするなんて好ましくないとはわかっているけれど、実際あの人のせいじゃないか」と思う人もいるでしょう。
それは事実として、そういったことはあると思います。
ある出来事のために自信を失ってしまったり、恋愛をするのが怖くなったり、身の回りの環境が変わってしまったり。
あるいは生まれ持った容姿や病気など、努力で変えることの出来にくいことがあると、親を恨んでしまうこともあるかもしれません。
自分の責任とは別の理由で、自分にとってマイナスと思えることが起きてしまった(または起きている)とすれば、モヤモヤしたり怒りを覚えることがあったとしてもおかしくありません。
人のせいにする人は損をしている
何らかの被害をこうむった側でありながら、人のせいにして生きていると、とても損です。
人のせいにする人をまわりはこう見ている
それが事実であっても「○○のせいでこうなった」という主張は多くの人にとって心地良いものではなく、好感度を下げます。
たとえ言葉に出さなくても、そのような姿勢で生きていると、重たくネガティブで近寄りたくない雰囲気を出してしまいます。
結果的に良い出会いを遠ざけます。
人のせいにするとき自分に起きていること
人のせいにしているとき、「あの人のせいで」と考えている自分が誰よりも一番不快な気分でいなければなりません。
「○○のせいで」は、あなたにとっての別の課題を見えにくくし、目を背ける盾になってしまうこともある厄介な存在です。
たとえ普段意識しないで生活していたとしても、人のせいにする気持ちがあるうちは、心に被害者意識があるということです。
実際に被害者であるかどうかの話ではなく、被害者意識というものを抱えていると、自分の人生を自分らしく生きるのが難しくなってしまいます。
人のせいにするのをやめられない理由
人のせいにするのはデメリットばかりでやめた方が良いと理解出来ても、なかなか納得出来ないという人もいると思います。
なぜなら、それだけその人や出来事はあなたにダメージを与えたから。
その悲しさや悔しい気持ちを否定する必要はありません。
むしろ、「自分はそのことに対してこう感じている」という素直な気持ちをしっかり肯定してあげましょう。
その上で、あなたにデメリットばかりもたらす「人のせいにする」気持ちを手放してほしいのです。
人のせいにするのを卒業する
人のせいにしてしまうとき、その背景には必ず不満があります。
本当はこうしたいのに出来ない。
あなたの「こうしたい」がむずかしいことであっても、人のせいにするのをやめたい、本来の自分らしさを取り戻してイキイキと生きたいと心から願うとき、それは「人のせいにすること」を卒業するときが来たということです。
人のせいにするのをやめるメリット
人のせいにするのをやめるとネガティブ思考でいなくてよくなり、気分良くすごせてラクになります。
そして「○○のせいで」というフィルターを外してものごとに取り組んでも、失敗したり上手くいかない出来事にぶつかります。
それはあなた自身がこれまで見えていなかった、または見ようとしてこなかった課題に気が付くことが出来たということです。
人のせいにせず前向きに生きていると、誰かしらそれを見ています。
努力しているあなたに気が付き、応援してくれる人が現れるようになります。
その前向きな姿勢が信用につながり、ときには誰かに勇気を与えたり尊敬されるということも起こり得ます。
人のせいにするのをやめるというのは、このようにいくつものメリットがあります。
新しい人生を生きる
人のせいにすることをやめるとは、被害者として生きるのをやめるということ。
そうすることで初めて、人は新しい人生のスタートラインに立つことが出来ます。
本来のあなたを生きる
「○○のせいで」と思ってしまうような出来事があっても今日を生きているということは、あなたがそれに耐えて頑張ってきたというまぎれもない証拠です。
そして、あなたが困難にあっても強く生きていける、という証明でもあります。
そんな頑張り屋のあなたが「人のせいにする」というネガティブなオーラをまとい、本来のあなたの良さを発揮せずに過ごしているとしたら、とてももったいないことです。
人のせいにするのをやめるには
どうすれば人のせいにするのをやめられるかというと、理屈ではなく、ただやめることです。
それは相手をゆるすということではありません。
相手をゆるすというのは出来事によってはそれなりの努力やエネルギー、時間が必要になりますが、このやめるという行動とゆるすという行動は別のもの。
相手をゆるせない気持ちがあってもやめることが出来ます。
悲しさや悔しい気持ちも一旦切り離し、わきへ置いてみてください。
難しいことは考えないで、ただやめる。それだけです。
人生が動き出す
人のせいにすることをやめると、滞っていた水が流れ出すように人生が動き始めるのを感じることが出来るでしょう。
あなたらしい素敵な人生が始まります。